新馬戦勝ち馬から尿検査でカフェイン検出

JRAは10日、7日の中山競馬6R新馬戦で1着となったピンクブーケから禁止薬物のカフェインが検出されたと発表した。
レース後の尿検査の結果、判明した。現在は中山競馬場の所轄である干葉県警船橋警察署に調査を依頼している。

JRA施設内での禁止薬物検出は1993年の小倉競馬場でファーストサクセス(1位入線)からフェニルピラゾロン誘導体(鎮痛、消炎剤)が検出されて以来、21年ぶりのこと。
海外では2006年の凱旋門賞に出走したディープインパクトからレース後にイプラトロピウム(気管支収縮抑制作用がある)が検出され、3位入線していたが失格となった。

JRAの福井紳弥理事は「これまで築き上げてきた公正確保の信頼を失墜しかねない事案で、大変申し訳なく思っています。警察に全面的に協力して解明と再発防止に努めたい」と話した。

今回の薬物検出でピンクブーケは失格となり、1着賞金700万円は没収。
2着のマイネルサージュ以下が繰り上がり、改めて賞金が分配される。
馬は10日から16日まで出走停止。
レースが確定しているため、払戻金に変更はない。

JRAは開催前日の12日、公正確保の点から美浦・栗東の両トレセンで全頭調査を行い、調査の結果、使用は限定的で開催中止は避けられた。
同日の夕方になって、カフェインはサプリメント(栄養補助食品)に混入していたことが判明。
問題のサプリは関節の健康を維持するむので、美浦トレセン内の薬局でも販売されていた。
サプリや薬剤は禁止薬物が入っているものもあり、その場合はレース10日前までに使用を停止するように指定されるが、このサプリにはなかったという。
総動員で東西の各厩舎に連絡を取り、このサプリの使用の有無を確認。
問題のサプリメントはすべての商品にカフェインが混入していたわけではなく、一部の製造番号のもののみだったことが判明。
そのため多くは出回っていなかったようだ。

▼禁止薬物
競走馬の能力を一時的に高め、あるいは減退させる薬品の使用は競馬法で禁止されている。
中央競馬ではカフェインをはじめ96種類。
その中には病気の治療などで不可欠なものもあるが、体内での残留期間が考慮され、レース前の一定期間、使用禁止となる。

▼薬物検査
原則として1~3着馬と、裁決委員が特に指定した馬(人気で凡走した馬など)が対象で、採取された尿(場合によっては血液)を公益財団法人理化学研究所(宇都宮市)が分析する。
サプリメントについても、理化学研究所の検査をパスしたもののみ、使用が許可されている。

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