海外レース馬券購入可能に//政府が競馬法改正案を提出へ

政府は12日、国内の競走馬が出走する海外競馬の馬券をJRAなどが国内で発売できるようにする方針を固めた。
凱旋門賞やドバイワールドカップなどの大レースが念頭にある。
日本馬が海外で活躍するケースが増えているため、馬券の売り上げを原資に畜産振興を強化する狙いがある。
26日召集予定の通常国会に競馬法改正案を提出する。

現行制度では、JRAは海外レースの馬券を販売することができない。
競馬法を改正することで、農林水産相が国内の競走馬の実績などを基準に指定したレースの馬券を、JRAや地方競馬の主催者が、海外の主催者に代わって発売することができるようにする。

競馬ファンらは、海外のレースでも競馬場や場外馬券売り場、インターネットなどで馬券を買えるようになり、JRAは海外の主催者からレースの映像の提供を受けることになる。

政府が法改正に動き出した背景にあるのは、近年の日本馬の活躍だ。
昨年はドバイでジェンティルドンナとジャスタウェイが優勝。
凱旋門賞では2012年と13年に3冠馬のオルフェーヴルが出走し、2着になるなど話題を集めた。

JRAは売り上げを原資に、東日本大震災被災地の畜産復興支援などの公益事業を行っている。
現行制度では日本馬が海外レースに出ても馬券を販売できず、畜産振興につながらないことが問題視されていた。
このことは、海外競走への有力馬の出走を推進しづらい状況につなかっていた。

自民党競馬推進議員連盟の橋本聖子会長は昨年12月、東京都内で競馬のイベントに参加し「海外で活躍する日本馬の馬券を買えるよう整備を進めたい」と語っている。
競馬法改正案は参院先議となりそうだが、通常国会では安全保障法制の整備など重要法案があるため、成立にこぎつけられるかは不透明だ。

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